経営理念は企業の姿勢をけっこう映す、という話
経営理念について書こうとして調べたら下記のリンクが印象的だった。ので、後ででもいいので見たら面白いかも。
【62】ビジョン経営の“気持ち悪さ” | BPnetビズカレッジ | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉
さて、突然ですがあなたは、経営理念って言葉からどんな印象を受けますか?
おそらく、普段関わらない言葉、経営学的、うわべだけの言葉、といった印象ではないかと思う。
僕もそんな感じだった。
だけど、最近になって、経営理念というのは、組織にとってけっこう大事なものなんだと思ってきた
というかこれがしっかりしていないと、組織としての行動にブレが生じる。
逆に理念がしっかりしていると、組織として行動しやすい。
理念がしっかりしている、ということはどういうことかというと、
1.わかりやすい
2.けっこう具体的である
3.長ったらしくない
この3つぐらいのポイントを兼ね揃えていることだと思う。
ということをダラダラ書いてもしょうがないので、具体的な事例を紹介する。
理念がしっかりしていない経営理念は、というと、こんな感じだと思う。
-
・お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する。
-
事業の発展を通じて、株主価値の永続的な増大を図る。
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勤勉で意欲的な社員が、思う存分にその能力を発揮できる職場を作る。
どうですか?
これはどこの経営理念かというと、三井住友銀行です。
あの、すごい失礼な感じになってますけど、悪いという意味ではないです。
けど、正直わかりにくい。
ここの社員として何か行動をしようとした時、どうすればいいかわからないと思う。
そして会議に次ぐ会議を重ねた結果、何がしたいのかわからなくなりそう。
(※あくまでイメージです)
逆に経営理念がしっかりしていると思うのは、こちらです。
「道具」「情報」「きっかけ」の3つをインフラとして提供
↓
登山人口の増加 × 安全登山の推進
なんかしっかりしてないですか?
ちなみに株式会社フィールド&マウンテンという会社です。(だいぶざっくりまとめてます。すみません)
以前代表者の方のセミナーを一度伺ってすごい面白かったので、今回参照させてもらいました。
こんな風に比べてもらったらわかるんだけど、後者のほうがしっかりしているしわかりやすい。
わかりやすいとどうなるかというと、入社してくる人が、漠然と希望してくるのではなくて、しっかり希望してくる。
そうなると会社もそんな人が増えたほうがいいから、いい感じになる。
逆にわかりにくいと、漠然とした人しか入ってこないから、会社としてもそんな人ばっかり増えて、どういう方向を向いているのか、会社自体としてもわからなくなる。
結果的に会社としてのアイデンティティを失ってなんかあんま良くなくなる。
だからみなさんも、どこかの組織に属している人は、一度理念について調べてみたらいいと思います。けっこう面白いです。会社でも、サークルでも、学校でも、何でも理念ってだいたいあると思います。
そして、なんか将来がヤバそうな理念の組織にいる人は、これを機に色々考えましょう。
終わり