ラマダンのつもりで日本で断食を実際に体験してわかったこと
あなたはラマダンという言葉をご存知だろうか。
ラマダンとは何かというと、
ラマダーン(またはラマダン)(アラビア語: رمضان ペルシア語: 発音:Ramazan )は、ヒジュラ暦の第9月。この月の日の出から日没までのあいだ、イスラム教徒の義務の一つ「断食(サウム)」として、飲食を絶つことが行われる。「ラマダーン」を断食のことと誤って捉える人も少なくないが、ラマダーンとはあくまでもヒジュラ暦における月の名である。
(wikipediaより引用)
・・・。
調べてみるとラマダンって時期のことなんですね。
僕は完全にラマダン=断食だと思って話を進めようとしてました。すみません。
★★★
僕がモロッコに旅行した時、ちょうどラマダンの時期でした。
観光ガイド本によるとラマダン時期の断食はちょうど1ヶ月ほど。
その期間中、日の出ている間は水以外口にすることができないそうです。
ただ日没後は贅沢な食事をとるそうです。
たしかに電車の中で日没になったんだけど、けっこうみんないい感じのテンションになってました。
その時はなぜ断食なんてわざわざするのかと気になって調べてみましたが、なかなかはっきりとはわかりません。
ただイスラム教だけじゃなくて色んな宗教で断食はあるようです。
↓下記のリンク先が参考になりそうでしたので、興味のある方は是非。
なぜムスリムは断食するのか?(パート1 /2) - イスラームという宗教
モロッコの旅行中には僕は断食をすることができなかった(普通にモロッコ料理食べたかった)んですが、今日ちょっと試しに1日ラマダンということで、断食してみて、わかったことを書いてみます。
- 腹が減るのは最初だけ
前日の夜7時頃に晩御飯を食べたのが最後でした。そこから今日のお昼、つまり約18時間程度は結構お腹ぐーぐー言うてたし、実際空腹感もありました。
だけどその後は特に何も感じず、お腹もならず夜7時ぐらいまで水だけで過ごせました。
- 食事をとるという行為を懐かしく思えてくる
基本的に日本人は一日に3色食べますよね。つまり起きている時間が18時間だとすれば、6時間おきに食事をとっていることになります。
それを急になくしてしまうと、もうなんか今日の夕方6時ごろとか腹減ったとかじゃなくて、誰かとなんか楽しく喋りながら飯食いてえっていう懐かしさと寂しい感情で支配されます。
- 次に食べる食事に対してものすごく大切に思える
すごかったですね。
今日の夜は家族でステーキ食べたんですけど、僕は誰よりもゆっくりよく噛んで味わって食べてました。
正直あのファミレスの店内で僕が一番幸せを感じていた自信はあります。
- 意外と断食後の食事はもたれない
はい、そういうことです。
- トータルの感想としては、断食やってよかった!
なんていうか、普段はみんなご飯は食べれるのが当たり前、腹減ったらとりあえずなんか口に入れる、という感じだと思うんですよ。
だけどそこを耐えて、気軽にできるギリギリのところまで食事を欲するベストのところに自分を追い込む感じは悪くなかったです。
意外とプチ飢餓感というのは流行ってますし、身体にもいいのかもしれません。
身体は軽くなるし、あんま食後の眠さとかこないし。
ただあんまり元気が出るものではなかったので、運動する日はやらないほうがいいなと思いました。
★★★
最後に、
今日暇すぎてサマーウォーズを見てたんですが、ちょうど以下の言葉が突き刺さりました。
「家族どうし、手を離さぬように、人生に負けないように、もしつらいときや苦しいときがあっても、いつもと変わらず、家族みんなそろって、ご飯を食べること。いちばんいけないのは、おなかがすいていることと、独りでいることだから」__(栄おばあちゃんの遺書より)
完全におなかがすいていて独りでいました。。。
おばあちゃんごめんなさい。。。