「Chikirinの日記」の育て方 を読んで

読みました。 

 

「Chikirinの日記」の育て方

「Chikirinの日記」の育て方

 

 

結論から言うと、 ちょー面白かった!
私はずっと前(大学3年生、つまり3年前?)からこのブログを読んでいました。
毎回更新されるたびに、「ほえー!」とか「なるほどねえ-」と、自分では思いもつかないような視点に、驚かされてばっかりでした
そんな私の今の思考を形成する元となったちきりんの日記の、ウラ話を綴った本とか、買うしかないっしょ!
 
そして内容は、とても有益でした。それは私がブログを何度も書こうとして、挫折をして、ということを繰り返していたからだと思います。
私はブログをなんなのかあまり理解せずに今までやろうとしていました。
それは、昔からいろんなブログを読んでいて、その憧れであったり、色んなブログで「ブログはみんな書いたほうがいい!」というような意見をよく目にしていたことであったり、一番の理由は、ブログをやることによって、自分の中で何かがかわるかも!という期待を抱いていたからでした。
そうです、私は自分を変えたい!という思いでブログをやりたかったのです。
ただ、その書き方がまったくわかりませんでした。
だから何度も書いたブログを消滅させて、再び作って、放置して、ということを繰り返していたのです。
そんな私にとって、新たな発見点と、その目からウロコだった文章と、感想とを、ここに載せさせて頂きます。
 
 
 
1.「ちきりんの日記」を書く前にすでに25年以上紙ベースで日記を書いていたこと。

私の日記歴は「紙の日記帳に書いていた期間」が25年以上と、現時点で9年近く書いているブログより、さらにまだ3倍近く長い期間にわたっていますRead more at location 74

 

そりゃトーシローの私が急に「ブログをやって発信していくぞ!」って燃えてもすぐにスラスラ文章が書けるわけないよねって話ですよね。これを読んで私はとても肩の力が抜けました。今後はエバーノートに思いついたネタを書きながら、できそうな時にブログにアップする、という形を取りたいと思いました。
 
 
 
2.ブログというより、あくまで「日記」というポリシーを持っていた。
 
昔から私にとって日記とは「今日はこんなことを考えた」という思考の記録であって、「今日は何を食べた。今日はどこに行った。今日は誰と会った」という行動の記録ではありませんでしたRead more at location 101

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身近な街で見聞きしたことや、友人や家族について考えたこと、社会で起こっていることから、自らの進路についてまで、自分がその日に考えたことを記録するのが、日記だったのですAdd a note
「Chikirinの日記」には、「ひとつのエントリでは、ひとつのメッセージだけを伝える」というポリシーがあります。
ブログを書くときも、「何を書くか」ではなく、「今日は何を伝えようか」が最初に決まりますRead more at location 219

 

だいたい日記というのは「今日は何を食べた。どこへ行った、誰と会った」という事象の羅列が日記なのであって、ちきりんは完全にその逆のことをしているのに、日記と言い張っています。
その結果、それがブログとして違和感なく存在しています。
そしてひとつのエントリーで一つのメッセージ、伝えるものが先決である、といったように完全に読者という存在を意識したつくりになっていること、これが私のブログに欠けていた点だなあと、改めてきづくことができました。
 
 
3.ブログ運営における「経営理念」を持っていた。

本格的にブログ運営を始めるにあたって最初に考えたのは、「自分は何が達成したいのだっけ?」というゴール、目指すべき姿を明確にすることでしたRead more at location 532

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その上で設定したゴールは、「Chikirinの日記」というサイトを、価値あるメディアに育てたい、ということでしたRead more at location 536
価値あるメディアとは、読者ができるだけ似通っているメディア、なんらかの共通点を以て、読者が絞り込まれているメディア、という意味ですRead more at location 537

 

これは完全に企業における経営理念です。
 
私は職業柄、経営とはなんぞや、といったようなことをぼやぼや考えていて、結構理念というのは、その組織を表す鏡だと思っています。
理念が理解可能で、それに賛同できる人間が集まった組織は強いし、理念が漠然としていて、集まった人間の誰もが理念を覚えていないような組織は弱いです。(理念の話はまたいつか詳しく書きます)
 
「ちきりんの日記」は理念が完全に定まっていて、今までブレないでいた、という点でとてもすごいな、と思ったと同時に、おそろしいなーという印象も抱きました。
 
だって普通、「ブログをやろう!」って思い立った人間が、「よし、このブログっていう日記を、価値あるメディアに育てていこう」なんてわけわからないこと最初の段階で考えたりします??
 
普通の人間なら「いつまで続くかなー」とかそんなレベルじゃないの??
 
しかも割と今の状況を見るにこの当初のゴールが達成されつつあるという。。。
 
まじですごいです。
 
 
 
 
そんな感じで、「ちきりんの日記の育て方」、感想文を終わらせて頂きます。
 
ちなみに文章の書き方は「ちきりんの日記」を意識させて頂きました。
 
 
 
「全然似てない!」、「ただバカっぽい!」等の意見がありましたら、是非ご連絡ください。
 
 
「あの言葉」は書かずに閉めます。